私の家の東隣のお宅は敷地が広く、いろいろな草木が植えられています。
栗・梅・桃・椿・柿、確か桜もあったっけな…
一番目につくのが柿の木です。
まだ暑い時期から小さな実をつけ始め、季節が移る中でその実も変化していきます。
私は結構ベランダで作業することも多いので、特に柿の木の四季の移り変わりがわかるのです。
柿の実も青緑から黄緑色へとなり、そして少しずつ赤みがかっていきます。
オレンジ色になる前の頃のピンクがかった色合いは、なんとも言えないいい色です。
毎年秋真っ盛りになると、大きさは小さいのですがたわわに実を付けます。
それを待っていたかのように何度もやってくるのが、ヒヨドリです。
やって来ては熟している実を品定めし、食べられるとわかるとその実だけ集中して食べます。
でも、冬の木枯らしや大雨で、柿の実も食される前にかなり落ちてしまっているようです。
日に日に残り少なくなっていく柿を、ヒヨドリだけでなく他の鳥たちも狙ってやって来ます。
スズメ・ムクドリ・オナガ・メジロ・シジュウカラ…
鳥の中での優劣、種ごとの順位なのか、早い者勝ちなのかはよくわかりませんが、
縄張り争いも含めて皆必死です。特にヒヨドリはいつも泣きわめいています。
でもどんなに実が少なくなっても、決して下に落ちた実へは行きません。
隣のお宅で猫を飼っているので警戒しているのでしょう。
今朝はあんまり鳥たちが騒いでいるので、リンゴを4つに分けてベランダの縁に置いておきました。
いつの間にか3つ無くなっているではありませんか!
下を見ましたが、落ちた様子はありません。
カラスしかこれを持ち去るのは無理だと思います。
カラスは基本肉食ですが背に腹は変えられなかったのでしょう。
他の鳥たちは柿の実が有るうちはきっと来ないと思います。
でもやって来て欲しいという願いを込めた「餌付け」は見事に失敗に終わりました。(悲)