Airstream Blowpipeのカスタム化2

以前Koiwaiは、友人のfatkoheyさんが使っている「Airstream」のブローパイプが愛用されている
Duncan Soutarのパイ プのデザインと色合いが違っているので、カスタムしてあげたことがありました。
先日キルトをお借りした際、「ブローパイプとチャンターが壊れてしまって使っていない」との事でしたので、お礼で再度直して差し上げることにしました。

Airstreamのブローパイプは以前と比べいろいろな種類が増えましたが、
fatkoheyさんのは標準タイプがベースです。(画像は参考)

このブローパイプの良いところは、吹き口が平らで幅広いので咥えやすく、
内蔵されているゴムのバルブも大きめなのでブローが楽なことです。
あくまでもKoiwaiの主観ですが、欠点?はデザイン的にスッキリしていない事です。
特にマウスピースとマウントが垢抜けません。
最近のモデルはマウントだけは「一般的」なものになってきましたが…
また、材質がABS樹脂で出来ているため、吹き口周辺部分の強度が弱いようです。
今回のfatkoheyさんのカスタム化は、マウスピースの軸となる部分が折れてしまったのを直す事も含まれています。
マウスピースの吹き口を何度も噛み割ってしまった方もいます。
せめて、マウスピースだけでもナイロン系の樹脂にして欲しいと思います。

前回ブローパイプのモールドを削り取りブラックウッド風にペイントしたのですが、
アクリル絵の具を使った事と頻繁に触る部分でもあるので、時間と共に塗料がかなり落ちてしまっていました。
今回のカスタム化は、
◎ペイントで木目を表現するのではなく、木の肌目のようにナンチャってモールドを入れる
◎食いつきの良いプラに適した塗料を使う
◎マウスピースはAirstreamを使わず、割れに強いAirshireの平らなタイプのものにする
◎マウスピースにはゲタを履かせ、ブローパイプから簡単に取れないように接着する
です。

まずは、前回の塗料を落とし、全て分解して洗浄です。特に油分は塗装に大敵なので念入りに。
次に、ワイヤブラシなどで肌目のモールドを施します。少な過ぎずやり過ぎず…
頃合いを見てまた洗浄、乾燥です。
乾燥したら塗装に入ります。
fatkoheyさんのパイプ本体が手許に無いので、記憶と前回の色合いが頼りです。
塗装は塗っては乾かして、色合いを確認しながら進めます。
面相筆などでブラックウッドの濃い部分を表現しますが、
わざとらしく感じるのであれば全体をペーパー掛けして馴染ませます。
まぁ、ブラックウッドの材質の個体差とオイルの染み込み具合によっても大きく変わるので、
「平均的」な感じが良いと思います。
塗装が完了したら、3日ほど乾燥させます。

次はマウスピースの取り付けですが、ただお互いを接着するだけでは強度が足りないので、
家にある使えそうなものを漁りました。
半ば諦めかけていた時に、壊れて使っていないワイジェントの合成ドローンリードだったらとひらめきました!
太さ・厚さが申し分ありません。
さっそく適度な長さに切ってはめ込んだところ、バッチリでしたね。
↓既に組み込んでしまったので、わかりやすく図を描きました。

前回のカスタム時にAirstreamのブローパイプの表面をフラットにしたので、今回のカスタムは楽でしたね。
↓左がKoiwaiお気に入りのAirshire、右が短いタイプのAirstream。
短めのAirstreamを組み込んでしまうと、長さ的にfatkoheyさんには合わないでしょうね。

↓Airshireの吹き口です。

↓Airstreamの吹き口はAirshireよりも大きく肉厚があってがっしりしています。

fatkoheyさん、慣れればこのマウスピースも使いやすいと思いますよ♪

2件のコメント

  1. 島です

    ご無沙汰してます。丁度 僕もAirStreamを改造しました。長さも合ってるし、楽に吹けますね。ただしバルブジョイント部分がスポスポ抜けるので困ってました。前は堅かったのに。ヘンプは巻けないし。で中の弁ゴムは外してABS用でがちっと接着して、根元に別にバルブを着けたんです。無茶でしたかね?でも良くなりました。

  2. 島さん
    コメントありがとうございます。
    こちらこそご無沙汰しています。
    改造されたものを見ていないので何とも言えませんが、要は機能が果たせれば良いので、特に支障がなければそれで良いかと思います。
    たとえ失敗しても次に生かせますからね。
    私の場合、無茶というよりは臨機応変と現物合わせを大事にしています。代用できるものを見つけてそれが上手く行った時が、特に楽しいですね。

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