バグパイプのケース

バグパイプを運ぶためのケースは、大きく分けてハードケースとソフトケースになります。
昔のKoiwaiのケースに対するイメージは、ハードケース=丈夫で安全、ソフトケース=中身が壊れるんじゃないかという不安からハードケース派だったのですが、リュック型のソフトケースを使うようになってからその思いは変わりました。

ハードケースは確かに丈夫でバグパイプを安全に保護してくれるのですが、デメリットもあります。
◎ケース自体が重い(中には軽めのものもありますが)
◎片手がふさがってしまう
◎電車などで人に当たると痛くて迷惑(自分に当たっても痛い(笑))
ストラップ付きのケースは移動は楽ですが、やはり電車内ではそのまま肩から掛けていては迷惑となります。
ハードケースの場合は横方向に1つ持手・把手が付いているのですが、縦方向にはまず付いていません。
電車内とかで吊り棚に置けない時などは、この縦方向の持手・把手が付いていればかなり足元に置きやすくなるのです。
大昔Koiwaiが高校生の時初めてマイ・パイプを手にした時、軽音楽部でサックスをやっていた同級生からケースを譲ってもらいました。↓

使い始めてすぐに不便さを感じ、縦にも置けるように改造しました。↓

譲ってもらった当初は勿論中はサックスの形になっていたので、そのウレタンを全てはがしました。
当時バンドでいっしょだった「パイパー森」さんの自作ケースに一目惚れして、作り方を教わってケースの中を“なんちゃって森さん風”にしたのです。↓

適当なスポンジシートと布を見つけてきて、内側のそれぞれの面に合わせてボール紙で型取り、スポンジシートと布をそれに合わせて作るのです。このBlack Watchのタータンは、確かスコッチハウスという店で手に入れました。

ついでにプラ板とプラカラーでバグパイプのプレートを作って貼っつけていました。今となってはボロボロです↓(笑)

だいぶ経った後Koiwifeのケースも同様に改造しました。ヤフオクでの中古。ヤマハ製だったと思います。把手はホームセンターで売っていたものです。↓


内張りにした材料は、八百屋さんからもらった果物のスポンジシート(笑)、ウールのタータン生地は「ユザワヤ」のものです。

しばらくはKoiwaiはハードケース派を通していましたが、
ソフトケースの使い勝手の良さに今ではすっかりソフトケース派です。
◎ケース自体が軽い
◎リュック型またはリュックとしても使えるストラップつきのものが多い
◎電車などで人に当たっても痛くない。ラッシュ以外では背負ったままでも問題ない
◎特にリュック型は横にも把手が付いているので便利(メーカーにより縦も付属)
これに入れていた為にハイランドパイプ自体が壊れたことはありません。
以前、詰め込みすぎてパキ製ABWのプラチャンが折れてしまったことはありましたが…(汗)
Koiwaiはもう何年もリュック型を使っていますが、「普通」に使っている限りではまず問題ありません。

↓元祖リュック型ソフトケースの「Band Pack」です。




ハイランドパイプを2つ入れることができ、旅行の鞄としても大いに役立ちます。
通常パイプ本体以外に、プラチャン・パーツケース・タオル・手入れ用ブラシ・その他いろいろ詰め込むので、キャパが大きいことはありがたいです。
ただ背負った時にストラップが広がる傾向があるので、橋渡しする繋ぎがあった方がいいかもしれません。Koiwaiはダメになったいらないリュックサックからそれを持って来ました。↓

パイプを収納する際は付属のマジックテープを利用すると、
パイプのコード(特にシルクタイプ)がこれに触れた場合バサバサになるので、使わない方が無難です。↓

Koiwaiが主に使っているソフトケースはこれです。↓

「BAG-PIPER」の文字が目に飛び込んでくる、パイパーの心をくすぐる使い方自由自在のケースです。
4ヶ所にストラップを留めるためのDリングが付属しているので、リュックにしたり、肩に掛けたり、また普通に手で持ったりいろいろできます。
外側にも小さなポケットがいくつもあるので便利かもしれません。
Koiwaiはリュックとして使っているので、それらは使っていませんが…


作りが細身なのでBandPack程は入りませんが、特に電車内などで使い良さが表れます。
中もしっかりとしていますが、やはりマジックテープは使わない方が無難でしょう。


ただ縦置きにする場合は、把手がないので何かのストラップを代用するしかありません。(↑画像参照)
リュック用の付属のストラップですが、パッドが動きやすくまたストラップもパッドの中でねじれやすいので、自分に合った位置でパッドとストラップを縫いあわせてしまった方が後々世話がないですね。
またパッドに負荷をかけ過ぎると、滑り止めのシートの縫い目が切れてきますので注意してください。↓

最近、ヤフオクで「Piper’s Choice」というメーカーの新品リュック型ソフトケースを破格で手に入れました。↓




内容量的には他と比べると小さいのですが、普通に持ち運びする限り全く不自由はしません。
押さえるべきところはしっかりと配慮されているので、とても信頼できますね。
びっくりするくらい軽いのと三角形のような形なので、一番“じゃま”にならないのかなと思います。

先日の長崎でのフェスティバルに行った際、Piper’s Choiceのリュック型ケースの機内持ち込みがダメと言われました。
仕方ないので上積み厳禁の貨物扱いにしましたが、全く問題ありませんでした。むしろその方が楽ですね。

大型のリュックサックでも代用できますが、中で必要以上に動いたりパッドがないので多少不安ですが、背負って運ぶだけでしたら何ら問題ありません。↓

すでにこれらのケースを使っているパイパーの方もいらっしゃると思います。
またこれら以外の使いやすいケースをお使いの方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、
ハイランドパイプをめざしている方々の参考になればと思います。

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