１０月８日（土）はT様のご依頼で、東京駅からすぐの皇居に近い「和田倉噴水公園レストラン」でバグパイプを吹きました。
新婦であるT様は、スコットランドのエジンバラに留学をなされたのがきっかけで新郎様と結ばれました。
何事も遅れるのが嫌いなKoiwaiは予定よりも１時間以上早く到着してしまい、
しばらく目の前の公園のベンチでぼんやりとしていました。

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アーチ型のレストランはガラス張りで、前の組みの方々の披露宴が続いていました。
東京見物で立ち寄った外国人、のんびりと過ごすカップル、お弁当を広げている夫婦…
まさに都会の中のオアシスで時間を楽しんでいるようでした。

さて、約束の時間になりレストランに入りましたが一向に前の組のゲストが外に出る様子がありません。
大分待った後リハーサルの時間がどんどん無くなっていく中、やっと着替えのゴーサインが出ました。
衣装に着替える場合普通は更衣室や控え室があるのですが、私が案内された場所は荷物置場の一角にあった半畳ほどの簡易更衣室でした。
全て立ちながら着替えるので思ったようにはかどりません。
そのうち女性スタッフの方から「お父様がお待ちなので急いでください！」との声がありました。
身につけるものがそれなりにあるのでどうしようもありません。（泣）

着替えるやいなやリハーサル前の打ち合わせが始まりました。
神父さん、声楽・ヴァイオリン・電子オルガンの方々、進行スタッフ…
当初のお話とは若干違うような部分もありましたが、取り敢えず音出しと時間的タイミングをはかりました。
式の途中でアメージンググレースを音楽の方と一緒にやる予定でしたが、
私のパイプの音色を聞いた途端、「お一人でどうぞ」でした。（笑）
やっぱ民族楽器なんだなぁと実感させられました。

T様と新郎様とお会いしたのは勿論この日が初めてでしたが、そんな感じがしないとってもフレンドリーなお二人でした。
バグパイプ先導での入場から始まる挙式をずっと夢見てきたお二人のために、何としてでも素晴らしいものにしたいと思いました。

挙式が始まり所定の位置で待機＆演奏だったので、祭壇横だったため幸せいっぱいのお二人を間近に見ることが出来ました。
ただ待機するにもバグパイパーは座ることはまずないので、自分の重いパイプで左腕が痺れてきました。（笑）
この日は若干日差しが暑かったのと、若干緊張から来る手の平の汗が気になりました。さり気なくキルトで拭いて…（笑）

新郎新婦様の退場は、新婦様ご希望の「スコットランドザブレイブ」でした。３メートルくらい後に続いて私も退場となった訳ですが、最後にお二人が振り返ってゲストの方々にお辞儀を始められたので、私の行き場が無くなってしまい慌てて横にそれました。（汗）

大急ぎで着替えましたが、ウイングカラーシャツとプリンスチャーリーのベストは汗でびっしょりでした。
１０月とは言えジャケットだと吹くにはまだ暑いですね。

終わった後は「食事のご用意がありますので」と要潤似のイケメンスタッフに言われました。
☆要潤似のイケメンスタッフ：　「やっぱりビールがいいですよね！」
♪Koiwai：「あ～、ハイ…」
☆要潤似のイケメンスタッフ：　「お持ちしますのでグッとやってください！」
でも実際に控え室に通された時の女性スタッフ：「烏龍茶、アイスティー、お茶のどれになさいますか？」
♪Koiwai：「烏龍茶で…」　喉がカラカラだったのにトホホ…
私のために食事までご用意してくださったT様のお心遣いにジーンときました。
とても美味しい食事でした。どうもご馳走様でした！

紆余曲折も多々ありましたがとてもステキな結婚式で、私自身思い出深いものとなりました。
T様、どうも有難うございました。
お幸せになってください！