先日、スペインのガイタの修理とメンテの記事を見て下さった、ドイツでバグパイプの工房をしておられる薗田さんhttp://homepage3.nifty.com/bagpipesonoda/からメールをいただきました。
「8月6日と7日に浜松で『バグパイプ博覧会』で来日するので、もし良ければそこでちょっとした修理の代行依頼についてお話ししたい」との事でした。
当初博覧会へは特に行く予定を立てていなかったのですが、そのお話をいただいてから世界各地のバグパイプが一同に集まる博覧会へ急に行きたくなりました。
早急にホテルと新幹線の予約を取り、土曜の朝に家を出ました。
行きの新幹線では、私の隣に座った御婦人が本をしきりにパラパラめくっているのが視界に入るので、何を見ているのかなと思いふと目をやると、ナント!「ゴルゴ13」ではありませんか!!
それも1冊や2冊ではないのです。
御婦人の雰囲気と主人公のデューク東郷のギャップが大きくインパクトは特大でした。(笑)
私は私で外の景色を眺めながら、イヤホン付けて電子チャンターで時間をやり過ごしていましたが、
この光景も人が見たらかなり怪しかったと思います。
イヤホンが出た小さな黒い棒でしきりに指を動かしていたのですから…(笑)
浜松駅を降りてから駅周辺の大体の地理的感覚をつかむため、南口・北口を少し歩きました。
会場へは「正攻法」で向かわなかったため反対側の建物に入ってしまい、思わずHIGHLANDER SUGIさんに電話してしまいました。(汗)
会場は「楽器博物館」http://www.gakkihaku.jp/tokubetu/bagpipe2011.htmlの地下だったのですが、私が降りて行った時はサロンコンサートが行われていて丁度彼の演奏中でした。直前に電話してゴメンナサイ。彼とは先日昭和記念公園でごいっしょしました。
↓由緒正しい衣装で力強くビシッと演奏されていました。周りが大理石なので音の反響が気持ちいいです。
会場には既に関係者やサロンコンサートを見に来られたお客様が大勢いました。
この「バグパイプ博覧会は」様々なバグパイプの展示をはじめ、日本の名だたる演奏者・製作者が一同に集まりレクチャーと演奏、一部展示販売が行われるものでした。
日本のバグパイプ界は狭いので、会場には友人・先輩・知人が何人もいらっしゃいました。
↓今回私を誘ってくださった薗田さんです。
↓東京パイプバンド時代に大変お世話になった代表の山根篤さん(右)とバンドで先輩の夏目さん(左)
↓今回このために個人的に展示中の殆どのパイプを貸し出ししてくださった楫さん。
40数点?もコレクションされていたとは!
お付き合いは長いのですがお会いするのは初めてです。
↓お隣り国立市でバグパイプの製作と演奏活動をされている近藤さんは、
山根さん夫妻とも繋がりがあり「ブリューゲルバンド」を結成しています。
動画を撮ったのですが、どうしてもアップできないのでこれを掲載させていただきます。
一番右の方が近藤さんです。http://www.youtube.com/watch?v=Pju29IJstZc
↓ハイランドパイプだけでなく、スペインのガイタ、電子バグパイプを使って各地でパフォーマンスをされているKojikoji Mohejiさん。ディアボロの競技でも世界2位をとったことがある実力派です。
↓大野さんはブルガリアのバグパイプ、ガイダで登場。
ご近所なので何度かお会いしたり飲みにも行きました。
他にも様々な種類のバグパイプが順番に演奏され、会場内にその独特な音色が響き渡っていました。
嬉しかったのが、パイプバンド時代にとてもお世話になった石川先生とお会い出来たことでした。かれこれ24年振りになります。石川先生はハイランドパイプだけでなくバンジョー界では有名で、その造詣はとても深いものがあります。
そしてバンド時代少しご一緒したことがある大阪の島さんともお会い出来ました。ゴードンハイランダースとミリタリー関係がお好きで、この日は既にキルトをまとっていました。
また先日私のHPにお問い合わせくださったSさんも滋賀県からお見えになりました。私はSさんとはお会いした事がないのですが、SさんはHPで私の顔をご存知なのでした。どうりでニコニコしながら側に寄って来られたのかがわかりました。(笑)
そして以前ケルティックケリーで1度お会いしたSaさんともお会い出来ました。
◎山根さん:「岩井ちゃんも明日いっしょに吹くんだからね!」・・・??
◯岩井:「明日はお昼の新幹線で帰りますよ~」
◎山根さん:「ずらせばいいじゃん」
◯岩井:「えぇ、まぁ…」
日本のハイランドバグパイプ界を代表する大御所に言われてしまっては~でした状態でした。(笑)
せっかくバグパイプ博にいくのに丸腰で行くのは武士が刀ささないで歩くようで落ち着かず、吹く吹かない関係なくマイパイプを連れて行ったために飛び入り参加となった次第です。
夜に行われた「レクチャーコンサート」は撮影・録音は一切禁止なので残念ですが、予定時間をオーバーしてしまう濃いものとなりました。
そのあとは関係者の方々による、割と近くのアイリッシュパブでのお疲れさんがあり、当然私も参加しました。(笑)
一挙に20人前後の人が押しかけたので、お店のスタッフ(女性3人)は大わらわです!
そのうち誰彼ともなくお約束的に楽器ケースが開けられ、あっちではアイルランドのイーリアンパイプスの合同演奏が始まりました。
大のパイプ好きなのか、女性スタッフ方は仕事が手につきません!見たいわ、でもギネスつがねばと右往左往しているのが印象的でした。(笑)
あっちでイーリアンやっているので、じゃあこっちはハイランドパイプをということで主に山根さんがパイプ吹きました。
パワフルなHIGHLANDER SUGIさんのパイプ、相変わらずリードが硬くて大変でしたよ~
午前が少し過ぎ明日吹くこともあり、ハイランド組はお店を後にして各自の宿泊先にわかれました。