私が合成バッグに替えてからしばらく経ちますが、
それまではずっと「シーズニングオイル」を使う、昔ながらのバッグを愛用していました。
シーズニングのあの匂いがしないバッグなんて…と思っていたのです。
とりわけエルクの革を使ったL&M社製が気に入っていました。
でも時代の流れには勝てないものです。
中でもジッパー付き合成バッグのメンテナンス性の良さ、
リードを湿気から守るための取り付け可能な充実したパーツの数々…
カンモア、ロス、バナタイン、シェパード等のメーカーから合成バッグが出ていますが、
L&M派の私を決意させたのは「SCOTIAN」という、
革の素材をそのままにジッパー付きで中を開けられるバッグでした。
まずバッグの形が美しいのと、何より同じメーカーなので
抱えた時の違和感がほとんど無いことです。
使い始めてみるといかにもL&Mらしい感触。コシがあっていいのですが、何となく硬さを感じます。
最初のうちだけかと思っていましたが、この硬い膨らみ方は今までずっと同じです。
たまたま私のバッグだけかも知れませんが…
気にするようになってからというもの、他のパイプで使っている「Bannatyne Hide /Zipper Bag」が
最近とても使いやすい事に気が付きました。
形が何となく垢抜けない印象ですが、抱えた時は妙にしっくり来るのです。
空気を入れるのもストレートに伝わる感じでGoodなのです。
ということで、長らく使ってきたSCOTIANには休んでもらうことにし、
新たに届いたバナタインのハイドバッグを早速着け替えました。
バッグカバーはL&M用に合わせているので、全長が若干短いバナタインに被せると
カバーの後ろが少~し余っていますが気にしません。
作りがとっても硬くゴワゴワした感じですが、そのうち馴染んでくれることでしょう。