伊勢・二見浦でバグパイプ

Koiwaiのカミさん「Koi-wife」のお供で、先週の金曜日~日曜にかけて三重県の伊勢周辺に行ってきました。

Koi-wifeの心の洗濯のための旅でした。

Koi-wifeの心のメッカ…二見浦(ふたみのうら)の夫婦岩と伊勢神宮(外宮・内宮)、その他の神様を訪れるのが目的でした。

でも私の本当の目的は別のところにありました。こんなんではお供になりませんが…(笑)

せっかく三重県に行くのですから、日頃お世話になっているKさんとパイプを吹きたかったのです。

Kさんはバグパイプがとてもお好きで、なんと三重県四日市市!からはるばるKoiwai宅まで習いに来てくださるのです。バグパイプに注ぐ情熱は人並みではないのです。

行きの新幹線ですら結構疲れたので、東京立川までお越しくださるKさんには申し訳ない気持ちと、そのバイタリティさに恐れ入りました。

東京を出る時、名古屋周辺の天気は土曜日が曇り・日曜も曇りでしたが、いざ現地に着いてみると殆どが霧雨か小雨でした。

初日は夕方に二見浦の老舗旅館「朝日館」http://www.asahikan.jp/index.htmlに着いたので、

早々に夫婦岩を見に行きました。

良い天気だと岩の間から富士山が見えるのです。何でも地上から富士山が見える「最西」だそうです。

因みに夏至だと富士山の真後ろから太陽が昇るのです。

朝日館の女将にパイプが出来そうな場所を尋ねたら、「海のところで吹いていいですよ。是非聴かせてください。」と言って下さいました。

こうなれば鬼に金棒です!幸い金曜日なので泊まり客は殆どおらず、思う存分吹きました。

松林と海を隔てている低い堤防の上(青で囲まれているあたり)でやったのですが、珍しかったのかうるさかったのか、すぐに地元の方々が近寄ってきました。

天気が悪いので伊勢湾から望める風景はまず見えませんでしたが、ガスっているので返って神秘的で良かったですね。

翌日はKさんが旅館まで迎えに来てくださり、1時でしたが途中でKさんの奥様とも合流出来ました。

そして伊勢の象徴である伊勢神宮の各所をお参りしました。

さすが昔から「一生に一度は伊勢参り」というだけあって、人の多さは半端じゃありません。

私は人ごみが苦手なので、結構キツかったです。(苦)

私とは反対にKoi-wifeの方はといえば、200%癒されているって感じで今までの疲れていた感じはどこかへ消えてしまったようです。

不謹慎ではありますが、私は心の中で「早く雨もやんで参拝ツアーも終わんないかなぁ…あ~パイプやりて~」とソワソワしていました。

外宮→内宮へ行き私はカメラをパチリ。鈍い私でも何かを感じます。

やっとの思いで内宮を出て、そのまま通じるおかげ横丁界隈。

ここも原宿並の人の混みようです。どことなく川越の風情を感じました。

そして猿田彦神社へ参拝の後、「赤福」で休憩しました。

以前に賞味期限問題が話題になりましたが、今ではどこ吹く風っていうくらいの繁盛です。

さすがに作りたては格別でしたね。

この後、奥様がタクシーの人に聞いてくださったお薦めの「伊勢うどん」の店へ直行しました。

さすがガイドブックとは違う肩肘張っていない店構えです。庶民的なちょっとラフ?なたたずまいですが、知る人ぞ知るといった感じです。私たちが行った時はすでに道端には6~7台近く車が留まっていました。

伊勢うどん…麺はコシがなく、つゆはどす黒いので始め違和感を覚えますが、すぐに慣れます。進むほど美味しさが伝わってくる感じです。このお店、美味しくて人気があるくせに安い!1杯ナント450円でした!お店の名前は「ちとせ」です。

この後、Koi-wife最後の訪れたい場所、「月読宮(つきよみぐう)」へ行きました。

外宮・内宮と比べてメジャーではない分、人も殆どおらず凛とした空気に包まれていました。

そして私にとって待ちに待ったパイプの時間がやってきました!お参り効果なのか、この時雨が止みました。

今度はKさん交えてのパイプです。Kさんは日頃自宅で一所懸命練習されているので、その上達ぶりはスゴイものがあります。

Kさん、チャンターの穴の押さえ方がキレイですね!

Koi-wifeがセカンドを担当しました。1対1でハモるとキツイのですが、2対1なので心地良かったですね。

その後もKoi-wifeとゆる~く楽しみました。

Kさんにはすっかり甘えてしまいましたが、素晴らしい想い出となりました!ありがとうございます。

あとでわかったのですが、二見界隈にパイプの音が響きわたっていたそうです。(困)

この旅館は創業280年!で、その昔昭和天皇もご滞在された由緒ある旅館です。

朝日館のウリは細やかなサービスと料理でもあるのですが、2日の夜も期待を裏切らないものでした。

カッコつけた創作料理とは違い、「旨いから食ってみろ」というスタンスは微塵もありません。

いたって自然体なのですが、そこに秘められた高度な技の味を心ゆくまで堪能できました。

美味しい伊勢の地ビールと地酒でいっしょに頂きましたが、名前を忘れてしまいました。(笑)

とっても良く合うので地酒ファンの方にはオススメです!

早いものでもう帰る日がやって来ました。

とても帰りたくない場所の1つとなりましたが、無人駅状態の「二見浦」出発し、津、四日市を通り越し、名古屋ではハプニング的連続な時間を過ごした後東京行きののぞみに乗りました。

私も慢性的な寝不足に陥っていたので、プラチャン・パソコン・耳掘りを敢えて出来ないようにした今回のお供は、私にとっても「良いお休み」となりました。

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