今日は、震災の影響でレッスンの予定がずれてしまっていた世田谷のYさんが久々お見えになられました。
日頃から練習に余念がなかったYさんですが、その成果に私は驚きました。
「バグパイプが吹けるようになりたい!」その想いがそのまま結果として現れているのです。
プラクティスチャンターでのグレースノートは殆どクロッシングノイズを出してしまう事もなく、
指の動きが体に染み込んでいるせいかとてもスムーズで滑らかなのです。
またパイプでのブローも、前回と比べて格段に慣れてきたご様子です。
それに伴い口のまわりの口輪筋も鍛えられた結果、持続時間も格段に伸びています。
一番変わったのは、吹いている時の表情に余裕すら感じられる事でしょうか…
これはひとえにYさんご自身の努力の賜物です。
先週お見えになられた三重のKさんもそうですが、「夢」を持っての取り組みは何よりの推進剤となるのです。
好きだから頑張れる!→頑張るから上達する!→上達するから楽しい!
これはバグパイプに限ったことではありませんが、まず「楽しい」事が一番なのだと思います。
個人レッスン・定期講座をお受けになられている皆さんの楽しんでいる姿を見ることは、私にとって何よりの喜びです。
バグパイプの魔力とでも言いましょうか、一旦この楽しさにハマルと抜け出せない何かを放っているのかもしれませんね。
バグパイプ恐るべし…(笑)
Yさんのパイプですが、Yさんがスコットランドのグラスゴーにあるバグパイプメーカーの老舗「R.G.Hardie」で直接買い求めてきたものです。
私が初めて手にしたパイプはハーディー製で、昔私もここを訪れたことがあるので思い出深いメーカーなのです。
仕様はフェラルとチューニングピンがプレーンタイプのシルバーで、バッグはカンモアです。バッグカバーとコードはネイビーです。
プレーンなシルバーは、触るのがはばかれるくらい輝きを放っています。
Yさん曰く「2台目はこれより上のグレード」を思案中との事ですが、これもまた楽しいのでしょうね…
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Yさんの次の時間にお見えになられたのは、今日が初めてのKさんでした。銀座界隈にお住まいとの事です。スゴイ!
マイナー的な映画でバグパイプに興味を持たれたのがキッカケですが、どんな映画なのか私も観てみたいですね。
Yさんはパイプに対しては全くの予備知識なしで始められました。
まずはパイプをやるうえでの大事なお約束事をご説明し、早速プラチャンの持ち方・くわえ方・吹き方・運指を行いました。
とにかく初めてなのでいろいろ苦労されていましたが、これは誰もが通る道なのです。
戸惑いながらも時間が経つに連れ、徐々に慣れてきました。
私が感じる限り、初日にしては吸収度がとても早いです。
今日は基本の基本しか行いませんでしたが、「これは楽しい」と言ってくださったので私も嬉しかったです。
始めがとても大切ですので、焦らず丁寧にそして楽しんで取り組んでください。
次回が楽しみです。