今日、Sさんの為に落札したバグパイプがおもむろに届きました。
昨年の11月の終わりに、イギリス人が出品していたものに入札して運良く落札できたのですが、
先の西ヨーロッパの大寒波の影響で、どさくさに紛れて「行方不明」になっていたのです。
出品者に問い合せても「間違いなく航空便で送った」との事ですし、その後送られてきたメールには荷物の番号も記載してあります。
あちこち問い合わせしても「120日経つまで待ってください」「調査します」…
別件で1ヶ月くらい後にロンドンの業者から輸入したものは、手許に10日程で届きました。
いやぁ、脳みそは真っ白になるは気持ちはずっとブルーだったので、
郵便配達の方が大きな箱を抱えて来た時もそのパイプだなんて思ってもみませんでした。
ホント嬉しかったですね。
元オーナーは北イングランド在住の歳若いお嬢さんで、父親は地元のバグパイプバンドのパイプメジャーをなさっているとの事です。
バグパイプは「colin winstanley」製のアフリカンブラックウッド、装飾は総イミテーションアイボリーです。
colin winstanley…日本のバグパイパーの方にはあまり馴染みがないかもしれません。
ドローンの形状は若干個性がありますが、しっかりとした造りになっています。
↓チャンターのソールにあたる部分も凝っていて、象牙風に施されています。
↓ブローパイプは根元が自由に動くタイプなので、口元の位置に来るように調整できます。
↓マウスピースは先が潰れている咥えやすいタイプです。
↓付属されていたドローンリードは、「MG」製です。先端がミサイルのように尖っていて、バッグからの空気の流れをスムーズにしています。
私は結構このリードも使いますが、このリードに限らずビールやタバコと同じく人によって好みが分かれるところですね。
↓極めつけは、このパイプに「BAG-PIPER」のケースがおまけとして付いてきた事です。
私も以前このケースに一目惚れして使っていますが、たすき掛けにしたりリュックのように背負ったり、通常のようにも持ち歩けます。
同じリュック型の「Band Pack」製と比べると容量は小さいですが、“細身”なので電車の中などでは邪魔にならず重宝です。
他にもチャンターリード・リードプロテクター・ロスのキャニスターも付いてきました。
中古のパイプの良いところは、前オーナーによっていろいろ付属される物がある事です。
ただ傷や欠けは否めません。これらはむしろ「個性としての味」と思ったほうが良いようです。
新品のメリットはたくさんありますが、中古はそれなりに吹きこまれているのと適度にオイルも染み込んでいる事です。
これも好みの分かれるところですね。
前オーナーの良心的過ぎるくらいの低価格な設定でしたので、ケースその他の付属品と送料入れて£515は大変お買い得だったと思います。
これでSさんも晴れて「マイパイプ」として楽しんで頂けることでしょう。
nabezo
bagpipeもさることながら、このケース「bag-piper」も魅力的ですね。ついつい欲しくなるようなネーミングです。
koiwai
nabezoさん
コメントありがとうございます。
「BandPack」のリュック型ケースは実用的には第一級ですが、パフォーマンス的には「BAG-PIPER」のケースには勝てません。(笑)
以前電車の中でこれしょっていたら、隣の二人組がひそひそ声で「もしかしてバグパイプ~?」、「そうみたいだねぇ」と話しているのが聞こえてしまいました。
使い分けると便利ですよ。