プラクティスチャンターに亀裂が入った瞬間

泊まりでレッスン受けられている方のプラクティスチャンター(アフリカンブラックウッド製)に、再度亀裂が入りました。

昨夜レッスンした時は全く問題なかったのですが、今朝また行った時に急に調子が悪くなりました。

そのプラチャンはもともとお貸ししていたものですが、最初の亀裂はその方の許で発生したため試しに修理していただいていました。

10秒くらい前まではどこにも亀裂はなかったのですが、次の瞬間、最初に修繕した部分が10cmくらい白い線を残して亀裂が入っているではありませんか。

それまで私は割れたばかりの「現場」にお目にかかった事はありませんでした。

ゼリータイプの瞬間接着剤で修繕されたとの事ですが、外部と内部の急激な温度差・湿度差には勝てなかったようです。

瞬間接着剤は本来木に対して強力に接着しますが、それをものともしない「裂けようとする力」には驚きました。

ここは一旦亀裂が最大限までなるのを待ち、そのうえで補修するのがベストだと思いました。

アフリカンブラックウッド(ABW)は硬くて密度が高い反面、欠け易く割れ易いという弱点があります。

ABW自体ある程度油分を含んでいるものの、新品の場合オイリングはされていないので、オイルが染みこんで落ち着くまでにはそれなりに時間がかかります。

分かりやすく言えば、この冬の時期に起こりがちな手のかさかさ・ひび割れ・アカギレのようなものです。

幸い割れてしまったのと同じものがいくつかあるので取り替えましたが、手もABWもやはり潤いは必要だということがよく理解できました。

材質がABWのバグパイプをお持ちの方は、この時期は特に注意してください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です