私がバグパイプに興味を持ち始めて少し経った小学校5年生の時に、
クラスメートがストローで笛が出来る事を教えてくれました。
それをヒントに試行錯誤しながら作ったおもちゃの「ストローバグパイプ」をご紹介します。
これをきっかけにして、益々バグパイプ熱が高まって行くのでした。
これは私にとって原点のひとつです。
ただ、今回使ったストローとビニール袋は当時の物とは違っています。
ストローはもっと細くて白く、ビニール袋はシャリシャリしていない少し厚いものでした。
[用意する物]
●ストロー(失敗もあるので10本くらい)
●ハサミ
●セロテープ
●ビニール袋
[作り方]
1.ストローの端から5cmくらいの所までを、ある程度平らになるまで硬い物でしごいて潰します。
2.潰した先端から3cmくらいまでが「ピラミッド型」になるようにハサミで均等にカットします。
先端はほんの少し平らでも構いません。
3.音が出るかどうか確かめます。
もしうまく音が出ないのであれば先端の開きを微調整し、
それでもダメなら作り直します。
4.3のものを1~4本用意します。(ブローパイプ用のカット無しも1本用意)
ベースはそのままの長さに、テナーは半分くらいの長さにカットします。
5.3のものでチャンターを作ります。
ピラミッド型にカットした所から5cm位の位置にハサミで丸く穴を開けます。
その穴の位置より下2cmくらいの裏側に同じく穴を開けます。
あとは順に2~3cmくらいの間隔で6個穴を開けます。
6.ビニール袋にストローと同じくらいの穴を開け、
チャンター用はビニール袋の口に、ドローン用・ブローパイプ用はビニール袋の穴から5cmくらいになるようにして差し込みます。
それらが空気漏れしないようにセロテープを巻きます。
しっかり空気漏れしないようにしないと、
連結部分から簡単に空気が出てきてしまうので注意します。
本来ドローンは3本ですが、工作上の制約で画像ではドローンを2本にしています。
各ドローンを紐か何かで繋げると尚良いと思います。
あくまでも原理を楽しむおもちゃなので、音程とかは一切無視します。
作っている間はついつい当時を思い浮かべていました。