今日は、銀座にある「銀座資生堂パーラー」で演奏とトークをしてきました。

昨年の暮れに三越旅行部のI 様からお問い合わせをいただいていました。
～三越特別企画「マッサン」ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝　琥珀色の夢とバグパイプの調べ～
「NHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」絡みの企画として、
銀座資生堂パーラーにてニッカウヰスキーのテイスティング＆食事の前に
ニッカウヰスキー創設者の奥さんの故郷であるスコットランドのバグパイプ演奏と、
楽器の簡単な説明をして欲しい」とのことでした。

マッサンの主題歌「麦の唄」は、中島みゆきさんが歌われていて
バックでハイランドバグパイプが鳴っているわけですが、
今回のこのツアーに参加されるお客様の殆どが「マッサンファン」とのことでした。
なので、とにもかくにもまずは「麦の唄」にできるだけ合わせた演奏をしないと始まらないのでした。
Koiwai は、ハイランドバグパイプの音域以外を持った曲を無理やり変調して吹くのが嫌いで、
「蛍の光：Auld Lang Syne」なども出来る限り吹かないようにしています。
無理して曲の雰囲気を壊すのだったら吹かない方がマシ的な考えです。（笑）
なので、「麦の唄」は全部は吹かず前半？部分のみで勘弁していただきました。

10時に資生堂パーラー前でI 様と待合せ、
着替える前に9Fの会場となる「パーティー＆バンケットフロアー」で音出しをさせていただきました。
会場の床は絨毯ではなく硬い木が使われていて、
壁や天上も音を吸収するような材質ではなかったので、
音が半端無く反響して気持ち良かったですね。
10分ほど吹いてバッグを温め、8Fの控室で着替えた後は時間まで待機となります。

着替え後も会場で最後の音出しをさせていただきましたが、
温度変化が少なかったとはいえやっぱりドローンのピッチが変わりました。

いよいよ本番で、お迎えの方と共に9Fに上がり見えないところで待機です。
合図とともに演奏しながら客席の合間を縫って入場行進し、所定のところまで向かいました。
持ち時間は特に決まっていなくてお任せでしたが、
満席のお客様の9割以上は皆綺麗なご婦人方でしたので、
あれこれトークも用意していたのに実際は緊張からか思うように全ては話せませんでしたね。（汗）
前半は、ご婦人の皆様にもわかりやすい麦の唄とスローマーチと2/4マーチのメドレー、
後半は、トーク挟んでストラススペイとジグとスローエアにしました。
ご婦人方の中には、数人が「バグパイプ大好きです」モード全開の方がおられました。
目が輝いて微笑んでおられる方、ビートに合わせて軽く手拍子をしている方等など…
トークする時はなぜか何度も目が合ってしまう方が必ずいらっしゃるのですが、
必ずと言ってよいほどリアクションされるので、その動きや反応でKoiwai も目が行ってしまうのでしょうね。
ただ、お一人だけ終始耳に指を突っ込んだご婦人がおられたので、
おそらく音量かKoiwai の腕のせいだったのかも知れません。（笑）
最後は、アメージング・グレイスで退場してKoiwai の出番は終了となりました。

会場を出た頃はランチの時間帯だったので、せっかく銀座にいるのだからどこか寄って行くつもりでした。
ただ大荷物抱えた庶民Koiwai にとっては高級そうな店が多い銀座は敷居が高く、
探し歩くも、結局は東京駅八重洲の地下街の定食屋に落ち着きました。（笑）
せっかく銀座まで行ったのに…
せめてもの救いは癒しの生ビールが飲めたことでした。

ご婦人方の皆さんが楽しめたかどうか気になるところですが、
三越旅行部のI 様、本当に有難うございました。