オリジナル・バッグカバー

ハイランドパイプのバッグカバーですが、昔はタータン柄が幅をきかせていましたが今ではすっかりなりを潜め、ベルベットやベルベティーン、コーデュロイが占めています。

Koiwai は「抵抗勢力」のようにタータンのカバーを付けていましたが、
やはり時代の流れには勝てず、渋々ベルベットに替えた思い出があります。(ついでに合成バッグもですが)
昔バンド時代に見たことがある紺のベルベットと銀色の糸を使ったカバーの影響からか、ベルベットやベルベティーンに替えてからもずっと紺で通しています。

ただ、カバーを扱っている業者によってはサイズが選べなかったり装飾の材質と色も限定されていたり、同じ紺でも濃すぎたり艶がなかったりなど、なかなか思うようなものがありません。(泣)
ならば、自分で生地から選んで作ろうと思ってはみても、縫製の難しさのためずっと足を踏み出せずにいました。

8月の終わり頃、「バグパイプを見せて欲しい」との問い合わせをいただきOさんと仰る方とお会いしたのですが、何とOさんは裁縫のお仕事をされているではありませんか!
またとないチャンスなので、ダメ元で図々しくも自分のバッグカバーに対する想いをアツく語ってしまいました。(笑)
嬉しいことにOさんは快く?引き受けてくださるということで、いろいろ準備したうえで厚かましくもお願いしてしまいました。

まずはバッグカバーの寸法を測らないことにはお話になりませんので、
素人的に採寸してサムネールを描き、形状や寸法変更したうえで模造紙使って原寸で型紙を起こしました。

前もって用意していたベルベット専門店の生地と大手手芸店の銀色のフリンジ、そして出来上がった型紙をOさんのもとへ送り、程なくしてご丁寧に仕付けを送って来てくださいました。
仕付けはとても丁寧で、この時点で既にイメージが湧きます。(画像の文字は変更点の指示)

Oさんは普段とてもお仕事が忙しいらしく首を長~くして待っていましたが、先日嬉しいメールをいただき一昨日の夜に例のクレアさんでお会いしました。
ギネスの傍らにバッグカバーを広げ、お店のスタッフの方も「???」興味津々です。(笑)
店内は暗いのですが、それでも対面したバッグカバー君は渋い光沢を放っています。
さすがプロ!普通に売られている以上の仕上がりです。

翌朝さっそくバッグにつけ替えることにしました。
前の晩に見た輝きとは違い、今度はイメージ通りに輝いています。

これでパイプへの良いクリスマスプレゼント替りとなりました。(笑)
Oさん、本当に有難うございました!

2件のコメント

  1. 柳 博

    とても綺麗ですね!
    こういうカスタマイズはイイですねぇ〜。
    基本の部分をまもり、個性を出せる部分には、変化を加えて行く。
    バグパイプをより深く愛せますね!

  2. 柳 博さん
    ありがとうございます。
    バグパイプでもカバーを着けるものと着けないものとがありますが、着けるタイプは着せ替え人形のように楽しめるのも醍醐味の一つです。
    今回Oさんのおかげで念願のカバーが叶ったわけですが、型紙を起こすにあたりいろいろと勉強にもなりました。
    こだわらなければもっと楽なのでしょうが…
    カバーやコードで印象を変えられるのが面白いのかもしれませんね。(笑)

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