ギリーブローグの改造

Koiwai は、東京パイプバンドの前身である東京パイピングソサエティでの活動を通して、軍用タイプのユニフォーム特にバグパイパーが履いている靴に興味を持つようになりました。
バッキンガム宮殿の近衛兵やスコットランド近衛連隊の隊員が履いている「Scottish Military Brogues」というごっつい靴なのですが、一見サラリーマンとかが履いているウイングチップに似ているものの、ソールが分厚くておまけにつま先からかかとまで鋲とすり減り防止用金具の重厚な作りに、当時のKoiwai はすっかり魅了されてしまった訳です。(笑)

インターネットなんて無い時代だったので情報は殆ど無く、英国大使館に問い合わせてもただただ「官給品だから手にれられない」の一点張りでした。
ならば思い切ってエリザベス女王に直談判しようかと真剣に考えたこともありました。(笑)

月日はだいぶ経ってネットでサイズは違えど“本物”を手に入れることが出来たので、いろいろディテールがわかりました。
なので、昔スコットランドへ行った際にバグパイプの国際大会会場で買ったギリーブローグをどうしてもソールを厚くしたいが為に、浅草のとある靴修理屋さんで改造してもらって履いています。



ソールの厚さはミリタリーブローグと同じ1.7cmもあります。

以前と比べると、官給品の放出はあってもソールが厚くて鋲まで打ってあるものは殆ど出回らなくなりました。
ましてや、自分のサイズに合うピッタリのものは奇跡に近いのです。
履くか履かないかよりも憧れの靴を見つけたのだからと理由をつけて、迷わずマウスをクリックしていました。(笑)

でも手に入れてしまった以上履いてみたくなるのは心情です。
ただ、このままだと思いっきり軍用で違和感あるので、ギリーブローグの紐とタッセルを組み込んでしまえば何とか履けるだろうという発想のもと、注文して着けてみることにしました。
ミリタリーブローグとギリーブローグのハイブリットです。



紐の編み上げ部分のデザインが違うのですが、黒いホーズ(ソックス)なので結構気にならないのかなって思います。
知らない人から見れば「あぁこういうものなんだ」とスルーされて終わりなだけでしょうね。(笑)
そのうち履いてみる決心ではいますが、基本外用です。
室内(特に木の床)だとスチールの鋲や金具によって大変なことになるので…
ただ、アスファルトなどではとても滑りやすく、実際の近衛兵など何人もすっ転んでいるので十分気をつけたいです。

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